21日の仮想通貨市場は午前まで堅調な推移をみせていたが、日中を通しては軟調な展開に。この後、日本時間深夜にビットコインETFの可否判断が発表される予定で注目が集まっている。


21日の仮想通貨市場

21日のビットコインは高値圏でもみ合った後、朝には8200ドルの高値を記録。一時は16日高値を越え、年初来高値も期待できる値動きであったが、その後は反落した。23時には、前日比5%安となる7600ドルの安値をつけている。16日高値とともに、現在は8200ドルが強固なレジスタンスとなる形に。短期的には7600ドルをサポートにして再び高値にトライできるか注目だろう。アルトコインもビットコインに連動した形で仮想通貨市場は全面安の展開に。コインマーケットキャップによる時価総額も26兆円と前日比でやや下落している。


焦点はビットコインETF可否判断へ

相場が慎重的になっている背景には、この後可否判断を控えているVanEck社の申請したビットコインETFの影響もあるかもしれない。米国のSEC(米証券取引委員会)動向に詳しいシルヴィンスキー弁護士によれば、先日ビットワイズのETFが延期された際、同時にVanEck社のETFの可否判断が下されなかったことに対し「異例」と説明。同氏が指摘するように、SECはこれまで複数のETFの申請があった場合、まとめて可否判断を下してきた経緯がある。シルヴィンスキー弁護士は、これを踏まえた上で、この後可否判断が下されるVanEck社のETFは「承認」か「拒否」が下される可能性があると指摘。その場合、拒否の判断が下される可能性が圧倒的に高いという。シルヴィンスキー弁護士によると、最近になってビットフィネックスやビットスタンプでの価格操作の疑いが指摘されていることや、ボラティリティーの高まり、また先日延期が発表されたビットワイズのETFの理由がVanEck社のETFにも当てはまるとのことだ。同社のETFはこれまで申請されてきた中で一番上場が有力視されている。可否判断が出た際は、相場がどのように動くか注目だろう。