ベンチャー・キャピタルの「クリプトオラクル」幹部、ルー・カーナー氏がCNBCのインタビューに応えた。同氏は現在の仮想通貨市場をドットコムバブルと比較し、長期的には前向きな展望を述べた。


現在の仮想通貨市場はドットコムバブルに似ている

カーナー氏はCNBCのインタビューで現在の仮想通貨市場の下落について聞かれると、「人類史上で有数の大企業であるAmazonが2年間で95%以上も下落した」とコメント。ドットコムバブルをなぞらえ、長期的に考えるべきとの旨を語った。また、ビットコインに対しては「最高の価値保存の手段」と述べ、いずれは金より強くなると強気の姿勢をみせた。11月に入ってからの下落については、信頼の他に潜在的価値を持たないことが原因だという。ビットコインを始め、現時点では実用段階に至っていないのが、カーナー氏の主張を証明しているだろう。


専門家の多くは長期的な目線をもつ

今回の暴落については、ビットコインが重要な節目を割り込んだことから、専門家からも多くの声が寄せられている。しかし、多くの専門家は数年から数十年といった長期的なスパンでは前向きな展望を述べている。フィンテック企業「サスケハナ」のバート・スミス氏も先日、CNBCの番組内で「ビットコインは長期的なゲーム」とコメント。将来的には再び市場が回復するとの見解を示した。同じく仮想通貨ベンチャー・キャピタル「ブロックチェーン・キャピタル」のスペンサー・ボガード氏も長期的に考えれば、仮想通貨には大きな市場機会があるとコメントしている。カーナー氏が例に挙げたAmazonのサービスが普及したのは、2000年代初頭からおよそ10年の歳月を要した。仮に、仮想通貨市場のバブルが2017年に弾けたとするのであれば、再びビットコインが昨年の高値をとるのは何年かかるだろうか。価格が再度上昇するのは、早くて来年3月から、2020年まで低迷が続くといった様々な指摘がある。少なくとも、今回の暴落から回復するのは、これらの専門家の意見を踏まえれば少し時間がかかりそうだ。