仮想通貨市場が今月に入って暴落したことにより、業界に変化が見え始めている。中国ではマイニング装置が大量に売却されたことが報じられており、米ではマイニングの大手企業が破産申請を行った。


ビットコイン価格の暴落がマイニング企業に打撃

仮想通貨市場が15日から暴落。ビットコインは多くの専門家が注目していた6000ドルを割り込み、市場全体の時価総額も20兆円を割り込んだ。このような状況の中で、最初に打撃を受けているのはマイニング企業のようだ。23日、F2Poolの創業者がウェイボーに投稿した画像が話題になっており、それは大量のマイニング装置が山のように積まれていた。中国の仮想通貨メディアによると、マイング業者がAntminer S7やAntminer T9、Avalon A741といった古いモデルのマイニングマシンを原価の5%で売り出しているという。マイナー達は今月に入ってからの価格の低迷により、古いモデルのマイニングマシンでは採算が合わなくなっているとのことだ。


米大手マイニング企業Giga Wattが破産申請

アメリカ、ワシントン州に拠点をおくGiga Watt社が破産申請を行ったことが地元新聞紙「Wenatchee World」によって明らかになった。同紙によれば、Giga Wattの資産50,000ドル に対し、債務額は1000万ドルから5000万ドルにのぼるという。また、債権者にはダグラス郡公共事業地区、電力会社Neppel Electricや、建設会社Talos Constructionなどが含まれるとのことだ。Giga Wattは元マイクロソフトのソフトウェアエンジニア、デイブ・カールソン氏が2017年に設立。ただし、今回の主な経緯は仮想通貨の価格低迷が要因としてあるが、ICOの失敗も大きいという。同社は2017年5月から資金調達のためICOを実施。しかし、今年1月にプロジェクトの遅延により、投資家グループから集団訴訟を受けた他、3月にはSilver Miller法律事務所が連邦裁判所へ訴訟を起こした。また、今年の8月にはすでに創業者のカールソン氏は辞任していたとのことだ。Giga Wattのようなケースは少々特殊だったとしても、市場の価格と時価総額が大きく下落した今後、マイニング企業の動向も注目となるだろう。