バイナンスCEOは9日、CNBCの人気番組に出演し現在の仮想通貨市場についてコメントした。同氏は多くの強気材料がありながらも相場が動かないことに対して「わからない」とコメントしながらも、将来的な見通しについては前向きな見解を述べた。


バイナンスCEOが現在の相場について発言

世界最大の取引所バイナンスのCEO、ザオ氏はCNBCの人気番組「クリプトトレイダー」に出演した。司会のラン・ヌナー氏から現在多くの強気材料があるにも関わらず、相場が上昇しないのかと問われると素直に「わからない」と答えた。ザオ氏は以下のように語った。

「それは難しい質問だ。本当に何かわからない。例えば2年前に同じ質問を受けていたら、私は(2017年の上昇要因を)『ICO』と答えることはできなかった。(中略)機関投資家の参入が強気市場転換への大きな要因になると思っているが、加えて前よりも安定性も高く、健全なプロジェクトが増えているのにも関わらず動きがないのは全く理解できない。だから正直なところ相場が動かないのはまったく理解できないんだ。しかし、遅かれ早かれ相場は動くだろう。何かがきっかけになるはずだ」

また、バイナンスの取引高が減少していることに関しても、比較する時期によって変わるとコメント。3年前に比べれば、順調に取引量は増加していると前向きな見解を示した。


強気材料があるにも関わらず相場が動かない理由

現在の仮想通貨市場は、バイナンスCEO以外にも多くの専門家を困らせているだろう。ザオ氏が指摘した「機関投資家の参入」が期待できるニュースとして、Bakktやウォール街大手Fidelityのサービス開始のニュースがある。ファンドストラッド社トム・リー氏、米著名投資家マイクノボグラッツ氏始め、多くの専門家はこれらのニュースをもとに強気の予想をしている。しかし、相場は10月に1年半ぶりの取引量の低下を記録。ビットコインは年初来の底値圏での推移が続いたままだ。バイナンスCEOが語るように「何かがきっかけ」で相場が動く日は訪れるだろうか。