仮想通貨のOTC(店頭)取引を仲介するカンバーランド(Cumberland)は8日、直近で機関投資家のOTC取引で買い注文が殺到していると述べた。また同じくOTC取引を提供するジェネシス・トレーディングCEO、マイケル・モロ氏も同じようにコメントしている。


機関投資家の中で買い注文が増加傾向か

カンバーランドは8日、過去1週間の間、機関投資家の買い注文が60%まで上昇していると報告した。それまで買いと売りの比率はバランスがとれていたという。また、海外の仮想通貨メディア「The Block」にて、マイケル・モロ氏が同じく買い注文が先行していると述べている。その要因として同氏は、年末の税金対策などの売りが一巡し、買い需要が増えていると分析している。OTC取引とは、買いてと売り手が直接値段を提示して取引を行う売買方法。国内の仮想通貨取引所でも、交換業者から買い付けるのではなく、板情報をもとにその他の顧客と直接取引する方法を採用しているのは少なくない。機関投資家といった大口投資家の買いが継続すれば、価格上昇も期待できるため、今後この動きが継続していくか注目だろう。


2019年も強気の見解多く

仮想通貨市場は、昨年11月から大幅に下落。12月は底値圏から回復をみせ、年明けは落ち着いた推移が続いている。そんな中、早くも専門家には強気の見解が散見される。米格付け機関ウェイス・レーティング(Weiss Rating)は今週、2019年の展望を発表。ビットコインが過去最高値を更新すると強気の見解を示した。今週はこの他に、米ジェミニを運営するウィンクルボス兄弟がSNS「reddit」で行ったやり取りが報道。両氏は、そこで将来的に、ビットコインが金の時価総額を超えると強気の見解を示した。現在の金の時価総額はおよそ750兆円、ビットコインは7.5兆円なので約100倍に成長することになる。年明けてからの仮想通貨市場は、イーサリアムクラシックの51%攻撃などがあったが、価格推移、メディアの報道ともに落ち着いたムードを見せている。これらの強気の専門家が語るように、今年は市場が浮上することができるだろうか。