イーサリアムの現状は、停滞と言っても過言ではない状況となっている。理由としては、通貨のアップデートであるコンスタンティノープルへのアップデートが遅れており、通貨の価値も上昇要因となる材料が少ないため、上昇傾向にない。

 

そして、以前からイーサリアムのスケーラビリティ問題の解決方法の1つとされてきたプラズマの研究内容に進展があった。

 

・プラズマとスケーラビリティ問題

プラズマは、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するサイドチェーンであり、実装されればイーサリアムのスケーラビリティは解決されるとされてきた。

 

しかし、現実には研究を進めるうえでいくつかの問題が発生しており、ネットワークに実装すること自体にリスクが付きまとう。その為、プラズマをサポートする技術としてzk-snarkをイーサリアムに取りいれるGnosisという新しいプロジェクトが動き出している。

 

zk-snarkは取引内容を秘匿化したうえで承認者の承認を得られるという技術だ。イーサリアムが分散型アプリケーションのプラットフォームであることから、分散型取引所の技術を応用して取り入れる為の研究が始まった。

 

また、この技術はプラズマのリスクである匿名性を担保出来るようになり、プラズマの欠点をほぼ解消できるというメリットが発生する。

 

イーサリアムの開発に関しては、ヴィタリック氏も都度言及している。先日はイーサリアムの最終アップデートであるセレニティに対して、イーサリアムの能力がどのような変化を起こすのか述べていたのは記憶に新しいだろう。

 

もっとも、希望的な技術がいくつかあるものの、現状打破を行える要素は、2019年1月のコンスタンティノープルへのアップデートしかない。つまり、更に延期されるようになれば、イーサリアムの価値は更に停滞の状態から抜け出すのが難しくなるだろう。

 

イーサリアムは仮想通貨の中でも非常に活発な通貨開発が行われている。現状では、通貨機能としても拡張性としても停滞気味ではあるものの、着実に問題点の解決に至る為の研究が行われている。その為、イーサリアムの開発を慎重に見守っていこう。