仮想通貨決済企業ビットペイ幹部のソニー・シング氏は29日、ブルームバーグのインタビューに応えた。そこで同氏は現在の相場についての見解を述べた。


17年バブルと現在の上昇が違う理由

4月に入って急激に上昇している仮想通貨市場だが、インタビューに答えたシング氏は、現在の相場が17年のバブル時と違うと主張した。その理由は、ファンダメンタルズの改善だ。同氏はJPモルガン、フェイスブック、フィデリティといった大手企業が参入していることを挙げ、仮想通貨が実際のユースケースを持ち始めていることを指摘した。特に、シング氏が強調したのが今月報じられたフェイスブックの参入だ。仮に、フェイスブックが仮想通貨で成功した場合、グーグル、アップル、テンセントなどの世界的企業が参入する可能性があると説明。さらに、フェイスブックの参入は、規制当局が仮想通貨を認める上でも重要な意味をもつと指摘した。なお今月24日、米国最大手の通信企業AT&Tは仮想通貨での請求書支払いを受け入れると発表。そこで使われるのが、ビットペイの決済プラットフォームだ。発表によると、仮想通貨での支払いは、ビットペイを通じて米ドルに換金されAT&Tに受け渡されるとのこと。AT&Tの時価総額は2000億ドルを越え、ソフトバンクやNTTよりも巨大な米国の通信企業である。これを踏まえれば、シング氏の指摘する仮想通貨がユースケースを持ち始めているという指摘は一理であるだろう。


今回の上昇はホンモノか?

先日、仮想通貨投資会社ケネティック・キャピタルのマネジングパートナー、ジェハン・チュー氏がブルームバーグのインタビューに出演。そこで同氏もシング氏と同じように仮想通貨の「物語が現実化」しつつあるとして、強気の見解を示した。チュー氏、シング氏が指摘するように、確かに大手企業の参入はここ1年で急増しており、引き続き市場が発展していく上ではかかせない要素となりそうだ。