ファンドストラッド社代表でアナリストも務めるトム・リー氏は14日、CNBCに出演した。同氏はそこで6カ月以内にビットコインの価格が高騰すると強気の見解を語った。


ビットコインは今夏に高騰? その理由とは

リー氏はまず、今年米ドルが上昇していないことから、仮想通貨市場は昨年より状況が良いと説明。市場にポジティブなファンダメンタルズとして、グローバル企業が仮想通貨に関心を示していることや新興国でのビットコイン普及などを挙げた。グローバル企業の関心については、具体的にJPモルガン、みずほ銀行、フェイスブックなどの名前を挙げ、それらの企業が仮想通貨の技術を使いだしており、ビットコインは有用なものになりつつあると説明した。また、以前から述べているFidelityやBakktといった機関投資家の参入を促すサービスが今年始まることもポジティブな要因として挙げた。


テクニカル的にもチャンスが

リー氏の指摘で注目すべきは200日移動平均線を使った分析だ。200日移動平均線とは、米アナリストJ・E・グランビルが主に広めたテクニカル指標で200日間の終値を平均化したもの。中長期的なトレンドを計るのに用いられ、株や為替の投資家からも利用されている。リー氏によれば、ビットコインが今後4000ドルで底固めできれば、今年の8月ごろに200日移動平均線を突破するという。一般的に、200日移動平均線より上の価格で推移すれば強気相場と判断されるため、リー氏の主張はそれに基づいているようだ。ビットコインは18年3月に200日移動平均線の下抜けており、現在まで一度も上抜けたことはない。同指標を用いた分析においては弱気相場入りしたと考えられている。


帰ってきたリー氏

「ビットコイン強気派」としてリー氏はメディアで積極的に価格予想をしている人物だ。昨年12月には、ブルームバーグのインタビューに対し、ビットコインの適正価格は約155万円から170万円と発言。しかし、それと同時に価格予想を求める声が多いことに対し「うんざりしている」とも述べていた。今回のCNBCの発言では、久しぶりに「リー節」が戻ってきたようだ。