4日から5日にかけてUSDT(テザー)が再び下落した。因果関係位は明らかになっていないが、今週に入ってアルトコインの価格が上昇しており、ボラティリティーが低下していた相場に動きが出始めている。


ビットコインキャッシュなど主要なアルトコインが上昇

USDTは4日から5日にかけて急落した。USDTは米ドルにペッグされているステーブルコインであり、通常価格は1ドルに固定されている。しかし、急落した後は再び1ドル近辺まで回復した。それを受けてか、主要なアルトコインの上昇が目立っている。イーサリアムは4日から価格が上昇。6日までに220の高値をつけた。XRPも4日から価格が上昇。6日は変動率が高く、一時0.56を超える高値をつけている。主要なアルトコインの中でもビットコインキャッシュの上昇が目立っており、6日は600ドルを突破。9月の高値660ドルに迫る勢いである。ビットコインキャッシュに関しては、USDTの他に、15日にハードフォークが実施されることが決まっており、その期待感で価格が上昇しているという指摘がある。ビットコインは引き続き価格が動かない展開が続いている。


テザー社とUSDTの動向

先月、15日仮想通貨市場が急騰した。その背景にあるのが、投資家のUSDT大量売却だ。10月初旬にはテザー社の提携銀行が債務超過に陥っていと報道。それにより、投資家の中で不安感が高まり、USDTは大量に売却されたと指摘されている。今週に入ってからのUSDTの急落、アルトコインの価格上昇も一部では10月と同じ経緯で投資家がUSDTをアルトコインに換金したとの指摘もある。テザー社は先週、バハマの70年以降の実績をもつ銀行Deltecと提携を発表した。Deltecは新たにテザー社が十分な米ドルを保有している文書も公開。テザー騒動は収束に向かったと思われていた。しかし、コミュニティーの間では、過去のテザー社の動向が依然不透明であるとの声もあり、完全にテザー社とUSDTの疑惑が晴れたわけではないようだ。