イーサリアム共同設立者ジョセフ・ルービン氏が「クオンツ」で仮想通貨に対し持論を述べた。今月には、イーサリアム創始者ブテリン氏とメディアで論争し話題となった人物である。


仮想通貨はお金の進化形

ルービン氏は「仮想通貨がお金の自然な進化の形」という持論をクオンツで述べた。これまでの歴史を振り返ると、「新しいお金」は受け入れられるまで時間がかかったと前置きした上で、仮想通貨も同じように普及するまでに時間がかかると主張。同氏は、その具体的な例として、1600年代まで現在の法定通貨の形が受け入れられなかったと述べている。また、今後仮想通貨が普及するにつれ、富の再配分が行われるとし、仮想通貨を全面支持する姿勢をみせた。ルービン氏はこれまでにも仮想通貨に強気の発言を繰り返しており、再度その姿勢を強調したようだ。


ブテリン氏vsルービン氏

今月半ば、同じイーサリアムプロジェクトのトップが、メディアで論争したことが話題となった。まず、イーサリアム創始者ブテリン氏が「仮想通貨の1000倍の成長は終わった」とブルームバーグで発言。今月はアルトコインの価格が急落したので、それを受けての発言だった。しかし、その後ルービン氏が「成長は続く」と反論した。その理由として、ジェミニが発行したステーブルコイン「GUSD」や、サークル社が開発をおこなっている「Center」を挙げた。また、ルービン氏は8月に、ブルームバーグの取材で「将来、全ての資産が仮想通貨に置き換わる可能性もある」と発言している。そのことから、ブテリン氏よりポジティブに業界の動向をとらえているようだ。ただ、ブテリン氏も決して業界に踏ん切りをつけたわけではない。むしろ、実用化を重視した上で「仮想通貨は次のステージに移行する」と述べていることから、両者とも将来的にポジティブな姿勢というのは変わらないだろう。同じプロジェクトのトップ同士で争いになり話題にもなったが、両者のいうように今後、市場や業界が成長を続けるに期待したいところだ。