2018年7月11日、スペイン最大の商業銀行グループであるサンタンデール銀行が証券取引においてブロックチェーン技術の採用を検討していることを発表した。サンタンデール銀行は、リップルのネットワークを利用した送金も世界で初めて行った金融機関であり、仮想通貨の技術に対して非常に前向きな検討を行っていると言える。

 

・サンタンデール銀行と仮想通貨

サンタンデール銀行は、ブロックチェーン技術を証券取引に利用するためのチーム立ち上げた。チームの活動内容としては、証券取引における仮想通貨の可能性を調査するものであり、調査結果によってサンタンデール銀行が証券取引の分野でブロックチェーンを採用する可能性が高まっている。

 

サンタンデール銀行によるブロックチェーン技術の採用は、今後も続いていくとみられ、同行によるブロックチェーン技術の採用・検討は仮想通貨市場にも一定の影響力を有していると言えるだろう。

 

加えて言えば、仮想通貨の新たな活躍の場が見つかった場合、仮想通貨の技術の普及にも繋がることから、サンタンデール銀行が結成したチームの動向は要注目だ。

 

・キャッシュレス化と仮想通貨

世界における支払いのキャッシュレス化は、非常に進んでいる。そのため、今まで以上に金融機関と証券会社、カード会社とのやりとりは激しくなっている状況だ。

 

そのため、仮想通貨のメリットであるブロックチェーンにおける取引記録の保存・管理、迅速な送金処理などは金融機関から大きな注目を浴びており、実際にブロックチェーンを利用した顧客の ID 管理を行う金融機関もある。

 

つまり、将来的には金融機関においても顧客の I D 管理のみでなく、個人情報や口座情報の管理をブロックチェーンで行える可能性を有している。サンタンデール銀行がどこまで仮想通貨のシステムを業務内に取りいれるかは不明だ。しかし、世界中で進むブロックチェーン技術の採用とキャッシュレス化の流れから金融機関は、大きな変革を迫られている。