昨年11月頃から、リップル(XRP)とAmazon、Uberの提携が行われるのではないかと市場で噂され続けている。大手通販サイトAmazonや、急速に業績を伸ばしている配車サービスを運営するUberとリップルの提携が実現すれば、リップルの価値は急激に上昇するのではないかと言われており、リップラーを中心に期待が高まる一方、そもそもガセネタではないかという意見も見られている。この噂の真偽は、実際のところどうなっているのだろうか。



・この噂の発端となった出来事は?


リップルとAmazon、Uberとの提携が噂になったのはなぜだろう。

2017年11月、韓国で行われたリップルのミートアップで紹介されたスライドの中に、AmazonとUberの名前が挙がっていたというのが事の発端である。

その内容は、リップル社の提供する国際送金サービス「xVia」に関するもので、AmazonとUberの2社はその活用事例として取り上げられた。


この出来事は、SNSなどを通じて瞬く間に世界中に拡散され、今回の噂が広がっていったようだ。

リップル開発者による言及で噂はさらに拡大した。

リップルの開発者であるDavid Schwartz氏は、2017年12月12日、チャットサービス「XRP CHAT」上で「すぐに公表したいほど大きなパートナーシップが二つある。」と言及した。

Amazon、Uberとの提携の噂が静まりつつある中で行われたこの発表により、提携の噂は再び広がり、ほぼ確定であると思われたが、その言及を最後にリップル社から噂に関連する公式の発表はすっかり無くなってしまった。



・実際にリップルと2社間の提携は行われるのか


そもそも、この2社とリップルの提携は行われるのか。公式からの発表がまったく無い状況の中、噂そのものがデマでは無いかと考える人の数も急激に増えてきたように思われる。しかし、実際に提携が行われた場合に提携先2社にもたらされる経済的効果は決して少なくは無い。

Amazon、Uberは共にオンライン上での決済によるサービス販売が主になっている。現在主流になっている決済方式はクレジットカード決済だが、その手数料は大きな負担になっていると考えられる。仮想通貨での決済を導入すれば、手数料がかからないため大幅なコスト削減を実現することが可能となる。

また、世界中に展開する両者の事業を行う上で必要不可欠となってくる海外送金に関するコストも、仮想通貨による送金が利用できれば大幅に削減できるだろう。仮想通貨による送金のリスクは銀行間の国際送金と比べるとまだかなり高いため、実際に国際送金に仮想通貨が利用されるかどうかはわからないが、将来的に導入される可能性は極めて高いと言えるのではないだろうか。

リップルとの提携が現実のものとなれば、両社にもたらされる利益は少なくはない。ガセネタではないかという意見もある一方で、市場の混乱を避けるために発表を遅らせているのではないかとの見方もある。

今後も、リップルと両社の展開には一定の注意を払っていく必要があるだろう。