世界最大級のヘッジファンドとして知られるブラックロックのCEO、ラリー・フィンクス氏が1日、仮想通貨ETF発行について語った。CNBCが報じている。


「合法化」されるまでETFの発行はない

フィンクス氏は、ニューヨークタイムズ主催のカンファレンス内で、仮想通貨ETFについて語った。同氏は、当面のあいだ、ブラックロックが仮想通貨に関するETFを発行する意向はないことを明らかにした。その理由として、現在は市場が成熟していなく、十分な規制も整っていないことを挙げた。しかし、「合法化されればイエス」とも述べており、政府が許可すれば、ETFを発行する可能性について言及した。同氏は、マネーロンダリング等の問題が解決されない限り、政府がETFを許可することはないと述べるなど、規制が整うのは当分先と見込んでいるようだ。


ETFの発行は当分ない?

ビジネスインサイダーが報じたところによると、「ETFゴッドファザー」として知られるレジー・ブラウニー氏は、ビットコインETFが早期に承認されることはないとの見解を示しているという。その理由として、同氏は規制の整備が十分に進んでいないことを挙げている。ブラックロック氏がいうように、市場が十分に成熟していないのが、政府の認可を妨げているという意見だ。先月には、FTAFが世界基準の規制案を来年6月までに策定することを発表した。足元でやっと光が見え始めてきた規制動向だが、まだ具体的かつ有効な規制は何も行われていない。先日は、海外取引所ビットメックスCEO、アーサー・ヘイズ氏が、今年に入っての弱気相場は2020年まで継続するとの見解示した。同氏は、足元で取引量が低下していることが悪い傾向を示しているという。ヘイズ氏が指摘する取引量の低下は、規制の不明瞭感が投資家マインドを低下させているとの一部で指摘もある。ブラックロックCEOや「ETFゴッドファザー」の指摘も、規制の不明瞭感が既存の金融機関の参入を遠ざけているのを示しているだろう。