Visa は、世界で最も多くの人々が使用しているクレジットカードである。2018年6月にはヨーロッパで一市で気に使用不能となる事態に陥ったことから、仮想通貨の役割に注目が集まったことは記憶に新しい。

 

現状、サーバーによる管理であれば、いつでもトラブルが起きる可能性はある。対して、ブロックチェーンを利用した場合、システムの停止に陥る可能性は更に低くなる。データ処理能力を上回る情報量がある場合、ブロックチェーンでも処理スピードは低下するがVisaの利用者数からすれば、対応できる能力を有するブロックチェーンを開発すると予想できる。

 

そして、Visa は来年に向けてブロックチェーンによるID システムを開始する予定だ。

 

 

・VISAのID管理システムVisa B2B Connectについて

Visa B2B Connect は、ブロックチェーンによるID管理に加えて、取引詳細や口座番号などの情報をトークン化できる。そのうえでトークン化された情報は、データ処理に使用される為、従来のID管理よりも

セキュリティ強度が高く、頑強なシステムだと言えるだろう。

 

また、ブロックチェーンを使用することから、詐欺などの犯罪を大幅に削減したうえで、管理などのコストに対しても一定の成果をあげることを目標としている。

 

加えて、Visa B2B Connect はハイパーレッジャーファブリックのフレームワークを使用したうえでVISAの資産管理システムが組み合わされる予定だ。ハイパーレッジャーファブリックは、拡張可能なオープンソースのブロックチェーンフレームワークであり、Visa B2B Connectも許可性を持ちながら拡張可能という特性を有している。

 

Visa B2B Connectは、VISAが作成したブロックチェーンネットワークだ。つまり、リップルやステラなどと同じく、システムを使用する為にはネットワークに加入する必要があり、既にいくつかの金融機関がVisa B2B Connectに参画している。

 

金融機関を取り巻くブロックチェーンシステムは、増加しつつあり、金融機関は取捨選択を迫られている。もっともそれぞれのブロックチェーンシステムによるメリットは大きく異なる為、今後のブロックチェーンシステムの運用について注視していく必要があるだろう。