ノーベル経済学賞受賞者が多数在籍する全米経済研究所が、ビットコインに強気であればポートフォリオの6%を保有するのが望ましいというレポートを発表した。


ブラックリッターマン・モデルを使った計算

論文は8月、イェール大学のアーレ・チビンスキー教授、ユーキン・リウ教授が共同で執筆した。両者は「ブラックリッターマン・モデル」という数理モデルを用い、以下のように4つのシナリオを用意。

(1)ビットコインが年間で他の資産を30%上回ると想定した場合

(2)ビットコインが年間で他の資産を50%上回ると想定した場合

(3)ビットコインが年間で他の資産を100%上回ると想定した場合

(4)ビットコインが年間で他の資産を200%上回ると想定した場合

そして、上記のシナリオに対し、4つのポートフォリオの比重が適切述べている。

(1)のシナリオは1%

(2)のシナリオは1.6%

(3)のシナリオは3.1%

(4)のシナリオは6.1%

ちなみに、ビットコインはこれまでに、他の資産と比較して年間200%上回って推移してきた。これまでの値動きを踏襲するのであれば、6%を組み込むのが適切ということになろう。


ビットコインは何を理由に動くのか

論文の中では、仮想通貨が既存のマクロ経済の影響を受けていないという指摘もある。つまり、仮想通貨には、金や株式といった既存の資産とは別の原理が働いているということだ。論文では、仮想通貨の価格は、モメンタムと投資家の注目度で予測できると結論づけている。


グールの検索数とビットコインの価格

実際に、現在のビットコインの価格が適正か・適正ではないかという議論に決着はついていない。「Forbes」のコントリビューターによれば、ググールの検索数が増えれば増えるほど、ビットコインの価格が上昇すると述べている。このことは、イェール大学の結論とも一致するであろう。株式においては、検索数が増えると、株価は下がると言われている。