29日に急伸して以降、仮想通貨市場は堅調な展開となっている。ビットコインは年初来高値を目前にしており今週以降の値動きが重要になりそうだ。


31日の仮想通貨市場

31日のビットコインは高値圏で揉み合いの展開。29日にレジスタンスであった4140ドルを突破すると、本日まで4200ドルを上値にしたレンジ相場となっている。なお、今年の最高値は2月23日につけた4250ドルで、投資家からは売りの価格帯として意識されるポイントでもある。今週以降、仮に年初来高値を超えてくるようであれば、市場のセンチメントはかなり改善しそうだ。本日は主要なアルトコインもビットコインに連動した動き。仮想通貨ダッシュは5%を越える上昇となった。コインマーケットキャップによる市場全体の時価総額も堅調な推移で15.9兆円となっている。ビットコインを除くアルトコインの時価総額はすでに年初高値を更新しており、今週以降も増加するか注目だろう。また、時価総額におけるビットコインの割合を示す「ビットコインドミナンス」は50.2%。50%を割り込めば、アルトコインへの資金流入が加速する可能性もある。


先週のトピックまとめ

先週は、仮想通貨業界において重要な報道が相次いだ。週頭には、ヤフー、マネーパートナーズの業界参入が発表。また、金融庁は楽天とディーカレットを認可したことを発表した。その後、ディーカレットが仮想通貨でスイカにチャージできるサービスを検討していることが報道。直近の堅調な市場推移は、これら規制面での進展と新規企業の参入の報道が相次いだことも考えられよう。本日は、SEC(米証券取引委員会)が2つのビットコインETFの可否判断を延期したことを発表。これにより、次の可否判断は5月下旬から6月にかけて行われる。現在、市場は「当面ETFが認可されることはない」という見方が大半を占めているが、直近の規制の状況をみていると年内においてはまだ断定できないだろう。