コインチェックは30日、今年1月のハッキング被害以降停止していた新規口座開設を再開した。また、アルトコインの一部の取引も開始しており、今後の動向が注目されている。


コインチェックがサービスを再開

コインチェックは1月に起きたネムハッキング事件以降、新規口座開設を停止していた。今年の4月には大手ネット証券マネックスグループが買収を発表。新規口座開設の再開はマネックスに買収されて以降、初となる。また、新規口座開設と同時に停止していたアルトコインの取引も再開。現在は、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアムクラシック、ライトコインの4種類の通貨を売買できる。


今後は段階的にサービス再開へ

公式の発表によると、今後停止していた全てのサービスを段階的に開始していくという。追加予定の通貨は、ハッキング事件以前に取引可能だったイーサリアム、ネム、リスク、リップル、ファクトムの5種類。この他に、レバレッジ取引やアフィリエイトサービスも再開へ向けて準備を進めているとのことだ。マネックスグループの松本社長は、29日に行われた決算説明会で「コインチェック再開に十分な手応えがある」とコメント。従業員は以前と比べ、2倍に増員することも発表されており、マネックスの元で経営が強化されたコインチェックの動向に注目が集まっている。同取引所のユーザー数は170万人、ハッキング事件が起きる前は優れたUIなどが好評で、国内で最大級規模を誇っていた。しかし、事件から半年以上過ぎたものの、そのブランド力は衰えていないかもしれない。ただ、コインチェックはまだ金融庁から認可を受けていない「みなし業者」である。今後は金融庁への登録が最初の課題となる。松本氏は、以前からマネックスのまだ仮想通貨投資を行っていない顧客が、コインチェックへ流入する期待があると発言している。2017年の仮想通貨ブームを牽引した取引所だけに、今後の動向はメディアでも注目を浴びそうだ。