仮想通貨市場では、最近ステーブルコインに人気が集まっている。ステーブルコインは、法定通貨や資源などを担保として仮想通貨でありながらも安定した価値を持つ。例えば、 USD を担保とするステーブルコインは、 Tether 、ストロングホールUSD、Gemini dollarなど数種類以上の選択肢が登場している状況だ。

 

韓国や中国でもステーブルコインの開発に力を注いでいる企業は増加しつつある。そして、オーストラリアドルを担保としてステーブルコインが開発される計画が発表された。

 

・オーストラリアのステーブルコインについて

2018年9月21日、仮想通貨取引所 BitTrade とエンパータが共同でオーストラリアドルを担保としたステーブルコインの開発を進めると発表した。

 

仮想通貨の中でもステーブルコインに、人気が集まる理由は安定した価値にある。例えば、2017年12月から2018年9月までの仮想通貨の価格を見てみると、増減が激しすぎると言っても過言ではない。たとえ、仮想通貨が投機目的で運用されていたとしても価値の増減は、多くの人々にとってリスクの1つにしかならない。

 

その為、安定した価値を持つステーブルコインに多くのユーザーの人気が集まりTetherが仮想通貨市場の時価総額ランキングのトップ10に入るなどのニーズの変化が起こっている。オーストラリアドルに対しても今回のステーブルコインだけでなく、今後も新たなステーブルコインが続々と発表される可能性は非常に高い。

 

加えて言えば、ステーブルコインの運営元は企業である為、投資家やユーザーは倒産などの事態には常に備えておく必要があると言えるだろう。完全にステーブルコインを市場の原理で運営している企業は未だになく、Gemini dollarに至っては開発元であるGeminiがいつでも発行したステーブルコインを停止できるという話題が物議をかもしたこともある。

 

今後、ステーブルコインはオーストラリアだけでなく世界中の法定通貨に対応する新たなステーブルコインが登場する可能性もある為、ステーブルコインが投資的な意味合いを強く持たなくても動向をチェックしておく必要が出てくるだろう。