バハマは、南米に位置する国であり、周辺の国々にはキューバなど島国が密集している。そして、2018年6月20日から22日の期間で行われた仮想通貨の会議において、バハマの中央銀行による独自の仮想通貨発行の計画が発表された。

 

・バハマの狙いと仮想通貨

 

バハマは独自の仮想通貨の使用によって、個人情報の管理と安定した金融サービスを行うことを目的としている。金融サービスに着目した場合、バハマに根付いている金融サービスは非常に限られたものであり、大抵の国民が金融サービスを受けられない状況だ。その為、バハマにおいては、仮想通貨への期待感は非常に大きく、中央銀行や政府としても強く推進していると言っても過言ではない。

 

また、仮想通貨を開発・使用することにより、あらゆる利便性の向上を図ることが出来る。例えば、島国である為に被る移動の不便さなどは、ブロックチェーン技術の応用によって、即座に解消できるだろう。バハマにおいては、健康保険やパスポートなどにおいてもブロックチェーン技術を使用する予定だ。

 

・デジタル決済と仮想通貨

 

デジタル決済の手段は、近年において非常に選択肢が増えた。仮想通貨に限らず、PayPalやApplePay、Googleペイなど、あらゆるデジタル決済は世界中で人気を集め、利用者は増加の一途をたどる。

 

デジタル決済分野において、仮想通貨は既存のシステムよりも優位性があると言えるだろう。迅速な送金処理に加え、取引の認証・決済などが全て人の手を借りずともシステム内だけで完結する為だ。また、不正な改変が難しいネットワーク上で繋がっていることもあり、担保される価値が一定となれば、法定通貨以上に使用しやすいものとなり得るだろう。

 

バハマなどの島国では、慢性的にインフラが行き届いていない地域も少なくない。人々の生活を支える金融機関でさえも安定した運営が難しい状況に陥ることもある。その為、島国での仮想通貨の採用は、世界中で加速しており、デジタル決済の新しい概念が仮想通貨のシステムによって作り出される日も遠くないと言える。