14日、デジタル資産顧問、エレメント・デジタル・アセット・マネジメントがあるチャートを公開した。それによれば、これまで仮想通貨市場は年末に上昇する傾向があるとのことだ。


仮想通貨市場は年末に上昇する傾向

エレメント・デジタル・アセット・マネジメントが公開したチャートは、過去4年間のうち、2014年を除いて全て第4四半期にリターンが良いことを示している。昨年を考えてみても、11月から仮想通貨市場は急上昇し、1か月のうちでビットコインは60万円から220万円になった。そのように、仮想通貨市場は毎年、10月から12月に価格が上昇しやすいのは確かだろう。


季節性は存在するのか

株式市場には「Sell in May(5月に売れ)」という言葉がある通り、市場に季節性が存在するのは確かだ。「Sell in May」は、5月に株式市場が下落する傾向にあるため、そこで株式を売却するとパフォーマンスがよくなるという意味がある。なお、株式市場の季節性について明確な要因はわかっておらず、別の言葉では「アノマリー」とも呼ばれている。エレメント・デジタル・アセット・マネジメントのリサーチディレクターは以下のようにコメントしている。

「仮想通貨相場が人間の心理をたよりにし、ファンダメンタルズにほとんど基づいていないことを考慮すれば、相場の動きになんらかの季節性が存在すると考えるのは不合理的なことではないだろう」

仮想通貨市場が年末に上昇する傾向にあるというのは、多くの専門家や投資家に注目されているトピックである。ファンドストラッド社、トム・リー氏も6日、クライアントへ向けたレポートで以下のように述べている。

「米国証券取引委員会(SEC)の動向による影響と米政府から反感を買う可能性を考えると、(アルトコイン上昇は)9月中頃から始まると考えるのが適切だろう」

リー氏は、以前からビットコインに対して強気の予想をしていることで有名であり、年末に2万ドルの予想を維持している。2018年は低迷が続いた仮想通貨市場だが、最後の四半期で再び浮上できるかは注目すべきトピックだろう。