NYSE(ニューヨーク証券取引所)の親会社ICE(Intercontinental Exchange)が今年11月にもサービスを開始するBakkt、その新COOに引き抜かれたアダム・ホワイト氏が15日にFortuneで今後の展望を述べている。


Bakktがみる業界の今後

Bakktは15日、公式ブログでコインベースからアダム・ホワイト氏を引き抜くことを発表した。ホワイト氏はコインベースの中でも重要な人物として知られ、業界では有名人のようだ。また、同ブログでBakkt CEOケリー・ロフリー氏は、ICEが原油取引をメインストリームに押し出したように、Bakktは仮想通貨取引をメジャーなものにすると自信をみせており、仮想通貨の将来性の高さについて述べた。ホワイト氏はFortuneで今後の展望を語っており、2017年から個人投資家よりも機関投資家の興味が高まっていると述べた。しかし、機関投資家が参入するためのインフラが整っていないとも主張。機関投資家や銀行などが株やコモデティーと同じように仮想通貨を取引するインフラシステムを確立するためにBakktチームに参加したとコメントした。公式ブログでは直近の進捗状況も報告されており、サービスの準備が着々と進んでいることがわかる。


仮想通貨市場におけるBakktの重要性

現在、仮想通貨市場における大きなテーマになっているのが市場の金融化、それによる機関投資家の参入だ。しかし、ホワイト氏が述べるように、現状セキュリティーと規制の観点から未だに機関投資家や銀行といった金融機関が参入できていないといった指摘がある。Bakktのサービスは完全に規制された取引、また大手証券取引所が提供するセキュリティーもあわせて、市場の金融化が促進されるとして期待が大きい。ファンドストラッド社トム・リー氏は、ビットコインETFよりもBakktのサービスのほうが相場の上昇要因になると発言している。Bakktは11月に現物引き渡し型のビットコイン先物取引を開始する予定。将来的にはマイクロソフト、スターバックスと提携して仮想通貨を使った小売業も検討している。