5日、仮想通貨市場が急落し、その要因と報道されたゴールドマンサックスの取引デスク撤廃だが、翌日になってCFO(最高財務責任者)が「フェイクニュース」と否定した。


5日のゴールドマンサックスの報道はフェイクニュース

6日、CNBCが報じたところによると、5日に報道されたゴールドマンサックスの取引デスク撤廃発表はフェイクニュースだったという。米CNBCのサンフランシスコ支部長、サリー・シン氏は、ゴールドマンサックスCFO、マーティン・ケイブス氏の言葉を以下のように伝えている。

「メディアに常に取り上げられるのはありがたいが、残念ながら今回報道された話は『フェイクニュース』だ」

ケイブス氏は、6日にサンフランシスコで開催された「TechCrunch」のカンファレンス内で発言したとのことだ。5日、夜から仮想通貨市場は急落したが、メディアの中では、ゴールドマンサックスの発表が急落を招いたと報道されていた。しかし、フェイクニュースであると発表されてからも、価格が戻っていないことから、急落の要因は他にあると考えたほうがいいだろう。


ゴールドマンサックスの今後

ケイブス氏がコメントによると、ゴールドマンサックスは今年5月に報道された通り、デリバティブ取引やカストデイなどのサービスを検討していくという。現物取引に関しては「とても面白く、チャレンジだ」とコメントし時間がかかることを示唆した。CNBCは以下のようにケイブス氏の発言を伝えている。

「現物のビットコイン取引はとてもおもしろいが、一方で大きなチャレンジとなる。カストディ(資産管理)を考えたとき、機関投資家に向けた安全な水準のカストディサービスは存在しない。そうした仕組みが構築されるのには興味があるが、長い道のりだと思う」

一部の専門家は、ゴールドマンサックスはビットコインETFの可否判断を待っているとの指摘もある。ゴールドマンサックスが検討している機関投資家向けのサービスは、確かに規制が整わない限り難しい面もあるだろう。