フランスの大手企業であるカルフールは、IBM のハイパーレッジャーベースのブロックチェーンシステムによって食品追跡プラットフォームの導入を進めると発表した。

 

ハイパーレッジャーは、オープンソースのブロックチェーンプロトコルであり、IBMはハイパーレッジャーに独自の要素を加えたブロックチェーンをサービス手介している。

 

・カルフールのブロックチェーンシステム導入について

 

2018年11月20日、カルフールは自社の流通ネットワーク内で食品に対する追跡プラットフォームの導入を発表した。

 

ブロックチェーンによる追跡プラットフォームの導入の目的は、カルフールが取り扱う商品であるCalidady Origenに対して使用される。追跡プラットフォームを使用することによって、商品の透明性や信頼性を確保し、正当な流通ルートによって店舗に並んでいることを証明するのに役立つ。

 

サプライチェーンに対して、ブロックチェーンは、非常に有用な性能を有している。例えば、一度記録されたものであれば、容易なデータの変更は出来ず、データの共有を行った上で、破壊される心配もない。

 

また、今回は、カリフールの鶏肉ブランドに対するサプライチェーンの導入となっているものの、確実な成果が上がるようであれば、他の商品にも同様のサプライチェーンシステムが応用されることになるだろう。

 

特に、あらゆる食物についてのサプライチェーンによる管理は世界的に求められてきた。フランスだけでなく、世界中には食に関連した強制労働が行われている実情もあり、少なくとも現状では、そういった人々の手によって作られた食品であることを確認する術はない。

 

企業の製品作りにおける材料の調達などでも、末端の労働者や体制まで把握しているとは言い難い。その為、ブロックチェーンによるサプライチェーンの管理は、食品業界だけでなく、世界的な強制労働などに対しても有効な手段となり得るだろう。今後のサプライチェーンにブロックチェーンがどれほど使用されていくのか、要注目だと言えるだろう。