SEC(米証券取引委員会)は、VanEck社がリスティングし、CBOE(シカゴオプション取引所)が申請したビットコインETFの審査を20日から開始すると発表した。直近ではETFに関する前向きな見解もあり、相場が動意づくかも注目となる。


上場最有力のETF審査開始へ

SECのルール上、最初の可否判断期限は45日以内と定められている。そのため、20日より審査が開始されるVanEck社のETFは、遅くとも4月5日まで承認結果が出る。しかし、SECはこれまでに幾度も可否判断を延期しており、今回も延期が必要な場合、さらに45日の審査期間を設けることができる。延期期間の最大日数は裁量で240日となる。また、4月5日というのは、あくまで可否判断の最終締め切りであり、審査結果はこれ以前に発表されることもある。CBOEは米政府閉鎖が解除されことを受けて、先月30日、取り下げていたETFを再申請。これは、専門家からも「上場最有力」と指摘されており、投資家からも注目を浴びる市場材料となっている。先週から堅調な推移を続けている仮想通貨市場だが、3月から4月にかけて、思惑で相場が大きく動く可能性も考えられるだろう。


直近では前向きな見解多く

直近ではETFに関し前向きな見解も多く報道されている。今月11日、米投資顧問Edelman Financial EnginesのCEO、リック・エデルマン氏がCNBCに出演。同氏は技術的にETFが実現することはほとんど確実だと述べ「いつ実現するか」が焦点になると語った。また、先日にはワシントン「Bipartisan Policy Center」で開催された金融関連のパネルディスカッションにおいて、CFTCとSECコミッショナーが対談。その中で、CFTCコミッショナー、ブライアン氏が、SECの懸念している価格操作は技術的に解決できるとコメントした。SEC側からは「ETF擁護派」として知られるヘスター・ピアース氏が登壇。SECの消極的な規制動向について疑問を呈した。この他に、今月にはSEC長官のリーク文書も報道されており、それによると「ETF実現は時間の問題」と前向きな見解が述べられている。ここから4月へ向けて、引き続きETFに関連する報道は注目を浴びそうだ。