Binance は取引所の中でも非常にワールドワイドと言える展開を推し進めている。例えば、バイナンス・ウガンダは、アフリカにおけるバイナンス初の法定通貨取り扱いを行う取引所であり、慈善団体の設立など仮想通貨市場だけでなく一般的社会に向けたアピールにも余念がないと言えるだろう。

 

そして、Binance はサークル社のステーブルコインであるUSDC の取り扱いを開始すると発表した。

 

・Binance におけるUSDCの取り扱い発表について

 

2018年11月15日、Binance は17日からバイナンスコインとビットコインの通貨ペアでサークル社のUSDCの取り扱いを開始することを決定した。

 

USDC は、アメリカドルとペッグした仮想通貨であり、すでに仮想通貨取引所Okex、kuCoinなどでは取り扱いが開始されている。

 

ステーブルコインで大きなシェアを誇るTether は、自社の疑惑を晴らしたとしても、アメリカドルと

ペッグしている通貨は、非常に増加しつつある。今回のサークル社のUSDC をはじめ、GeminiのGUSD やStellar とIBM が開発に関わっているストロングホールドUS Dなども全てアメリカドルにペッグする通貨である。

 

ステーブルコインは、運営企業の信頼性がすべてであり、Tether のシェア率は今後大きく下落すると予想される。加えて言えば、企業によっては仮想通貨に対する保険制度まで行っており、Tether を使用し続けるメリットは非常に薄い。

 

そして、今回Binance でUSDC が取り扱われることによってステーブルコインのシェアは、大きく変化する可能性がある。ステーブルコインのシェア率が9割ほど、Tetherとなっているという調査結果もあるものの今後は熾烈なシェア争いに移行する確率が高い。

 

ステーブルコインの魅力は、相対的に市場から影響を受けにくく、法定通貨とペッグする場合、価格の乖離が起こりにくいことにある。しかし、Tetherが先日価格の乖離を起こしたという事例もある。

 

今後ステーブルコインが仮想通貨市場に対してどのような影響力を持っていくのか、慎重に見定める必要があると言えるだろう。