イーサリアムが年明けから堅調な推移を続けている。今月中旬には延期されていたアップデート「コンスタンティノープル」が実装予定であり、期待感から買いが先行しているとの向きが多い。


イーサリアムの価格推移

イーサリアムは先月末から堅調な推移が続いている。28日には115ドル前後で取引されていたが、年が明けて本日までに166ドルまで急伸。3日には前日比6%ほどの大幅な上昇をみせ、時価総額ランキング2位に返り咲いた。2018年はICOの取り締まり強化により、そのプラットフォームとして活用されるイーサリアムの売り圧力が強まったとの指摘があった。また、市場全体の価格低迷により、イーサリアムを使って資金調達をしたプロジェクトが換金する必要があったとの向きもある。そんな中、イーサリアムは時価総額ランキング2位で推移していたが、昨年11月の暴落によりリップルに追い抜かれていた。


価格上昇要因とコンスタンティノープル概要

年末からの価格上昇の要因、時価総額の増加は今月中旬に実施が予定されているアップデート「コンスタンティノープル」の思惑買いだ。これは、通貨が分裂しないハードフォークであり、イーサリアムの機能が飛躍的に向上するとされている。もともと、昨年11月に実装予定だったが、10月に行われた開発者達のテストリリースで問題が生じたため、実施が延期されていた。また、4日には開発者会議でコンセンサスアルゴリズム「ProgPoW」を実装することが合意された。これはASIC(マイニング専用の機器)によるマイニングを防ぐ効果があり、一部のマイナーがETHを独占するのを阻止できるという。一部ではイーサリアムの売り圧力低下につながるとの指摘もある。また、イーサリアムは「コンスタンティノープル」の次行われるアップデート「セレニティ」で、コンセンサスアルゴリズムがPoSに切り替わることが予定されており、ProgPoWはそのためにも必要なプロセスとのことだ。コンスタンティノープルはブロックの進行状況によって前後するが、おおよそ今月16日に実施が予定されている。