2018年は、国際送金プラットフォームに関する具体的なプロジェクトが増加したと言える。SWIFTJPモルガン・チェース、ステラとIBMBWWなどは2018年に入ってから明確となったものだ。

 

その為、それぞれの国際送金にブロックチェーンを使用するメリットは、ほぼ同じであるものの、現状では提携・開発に対する競争力が要求されていると言えるだろう。加えて言えば、IBMSWIFTの金融機関との提携数はずば抜けており、いち早くブロックチェーンを実用化できた企業が国際送金におけるシステムのシェアを取ると予想できる。

 

そして、中東大手のUAEエクスチェンジとリップルが共同で、アジア地域に向けた送金プラットフォームの作成に取り組んでいることを発表した。

 

UAEエクスチェンジとリップルの国際送金サービスについて

UAEエクスチェンジは中東地域では、大手の金融サービス会社だ。35年にわたって営業を続けており、同社のサービスを使用した送金額は年間で260億アメリカドルにも昇る。

 

アジア地域でリップルと言えば、SBI Ripple Asiaも動きを活性化させており、UAEエクスチェンジとの連携も考えられる。さらに言えば、UAEエクスチェンジの取り組みが日本に波及するようであれば、企業としてリップルを推してきたSBIが何らかの動きを見せることは予想しやすい。

 

リップルネットは、2018年に入り、2017年と比較した場合、2倍にも近い金融機関と提携を結んでいる。しかし、SWIFTの提携している金融機関は11000にものぼり、ブロックチェーンによらない新しいシステムによって、仮想通貨のプラットフォームの利用増加を防ぐ狙いもあると見ていいだろう。

 

今後、UAEエクスチェンジとリップルのプラットフォームが既存の国際送金のシステムに対して優位性を持つようになれば、国際送金のシェアの10%以上を担う可能性もある。また、リップルが中東アジアの経済に対して有効な仮想通貨であることを示せれば、リップルの普及や使用に繋がっていくことにつながると見られる。今後のUAEエクスチェンジとの送金プラットフォームの動向は注視しておこう。