調査会社Diarは11日、ビットコイン取引手数料についてのレポートを公表した。同社は先日も、仮想通貨取引高に関するレポートを発表したばかりだ。


ビットコインの手数料が4年ぶり低水準 取引高は増加

Diarの調査によると、2018年のビットコイン手数料は、平均値で2014年の水準まで戻ったという。この結果は、ライトニングネットワークといったビットコインの外部環境の整備が進んでいることを表している。一方、ビットコインのオンチェーンでの取引高は2018年を通して増加傾向にあったと報告した。先月には、2018年12月のオンチェーンでの取引高は「記録的」だったという調査結果も公表している。


仮想通貨の全体の取引高は減少へ

ビットコイン自体の手数料や取引状況は改善を示す中、19年1月の仮想通貨全体の取引高は、17年来で最低を記録したDiarは報告している。同社によると、コインベースの今年1月の取引高は、17年5月以降で最低を記録。香港仮想通貨取引時OKExの取引高は3カ月連続で増加傾向にあったが、1月にマイナスに転じた。


中国の旧正月も影響?

1月の取引高が17年来最低を記録したことについては、中国の旧正月も関係しているかもしれない。Gate.ioは先月21日、過去7年間における旧正月の前後30日間の値動きなどのデータをまとめたレポートを発表。それによると、シーズンが始まる1月28日の1~2週間は、仮想通貨の価格が下落する傾向があるという。これは中国の習慣が関係しており、「赤包」やプレゼントを用意するために仮想通貨を換金するとう指摘もあるようだ。なお、旧正月の期間中である2月の値動きや取引高については、明確な相関性はあまり見られないとのことだ。今回、調査会社Diarが公表したビットコインの手数料とオンチェーンでの取引高についてはビットコインのエコシステムが進展していることを示しているだろう。それは、同時に、企業採用や専門家が指摘するビットコインETFとも深く関わってくるので、低迷が続く中でもどこまで伸ばせるかは注目である。