元IMF(国際通貨基金)のエコノミストを務め、上級リスクトレーダーでもあるマーク・ダウ氏がショートポジションを全決済したことが明らかになった。18日にブルームバーグが報じている。


マーク・ダウ氏がショートポジションを全決済

ダウ氏は昨年12月の仮想通貨市場急騰場面で、ショート(空売り)ポジションを保有していた。同氏はビットコイン先物が上場されたとき、2000代初頭に起きたドットコムバブル(ITバブル)や、2010年前後に起きたシルバーバブルを彷彿とさせるとして、ビットコインが天井を付けたと判断したという。ダウ氏はブルームバーグで報じられた同じ日にツイッター上で「今日、ビットコインショートにさよならを言う。悲しいよ!」とツイートしている。同氏は仮想通貨バブル崩壊後、多くの潜在的な欠点が露見するとの見込みを立てていたが、今年はダウ氏の見込み通り、多くのハッキングなどが起こり、技術的欠落がフォーカスされた年でもあった。


市場が底打ちをしたとの指摘も

昨年高値から空売りを仕込んだダウ氏が手仕舞いしたことにより、一部では価格が底打ちをしたのではないかという予測も出始めている。ビットコインは17日から大幅に反発しており、19日も1%ほど価格は上昇、アルトコインも含め全面高の展開となっている。仮想通貨ベンチャー・キャピタル「ブロックチェーンキャピタル」のスペンサー・ボガード氏はCNBCのインタビューに応え「今がビットコインを買うチャンス」と強気のコメントをしている。同氏は、短期的にビットコインが1000ドルから2000ドル下がることはあっても、長期的には5万ドルに到達するとの見通しを述べた。今回のダウ氏の報道も含め、ここ数日間の価格反発により、メディアのセンチメントも改善しているようだ。先日は、世界的メディアForbesでクリスマスラリーが始まったとの指摘もあり、もともと期待が大きかった年末から年明けの相場動向は注目されるだろう。