イギリスは、仮想通貨に対して寛容的な姿勢を見せてきた。特に、イングランド銀行はCDBCの発行や可能性にも見解を示しており、ブロックチェーンシステムの採用についても非常に前向きだ。また、オックスフォード大学やイギリス公文書館などの公共施設の学習・資料の共有などにおいても仮想通貨とブロックチェーンに力を入れていくことを表明している。

 

そして、イギリスは2016年の6月の国民投票によってEUからの離脱を決定しており、2019329日には離脱が完了することになる。そのうえで、イギリスの離脱に伴う大きな混乱が現在の段階でも予想されている。

 

・イギリスのEU離脱と金融市場

イギリスのEU離脱は、国民の意思によるものだ。しかし、世界経済やイギリスの金融市場に対してプラスの状況となるとは限らない。現状でも、首相と周辺の議員の間で意思疎通ができておらず、EUからの離脱においては、首相及び政府のトップが総変わりする可能性すらある。

 

また、金融的な面から言えば、短期的には、EUからの離脱はポンドの価値の下落だけでなく、世界経済に大きくマイナスの影響を与える可能性が高い。仮に、承認を得た離脱となったとしても一時的に金融市場は大幅な下落を記録することが予想される。

 

逆に言えば、イギリスのEUからの離脱は金融市場に不安を与えているものの、具体的な解決策は講じられていないに等しい。もちろん、ブロックチェーンによる経済圏の創出も考慮できるものの、現状の体制では混乱を生む可能性の方が高いと言える。

 

加えて言えば、直接的な因果関係はないものの、株価の暴落は仮想通貨市場の暴落を招く可能性が非常に高い。金融的な不安が高まれば高まるほど、多くのユーザーや投資家が仮想通貨を売却し、その価値を維持することを意識するためだ。

 

イギリスのブレグジットの先行きは、政治・金融的にも不透明だと言えるだろう。そして、金融市場は、イギリスのブレグジットの影響を受けることになるのは明白だ。仮想通貨市場だけでなく、世界の金融市場の動向も把握しておこう。