スカイプやテスラを初期から投資していたことで知られる米著名投資家、ティム・ドレイパー氏は18日、米FOXのインタビューに答えた。同氏はそこで仮想通貨に対する特異な見解を述べた。


5年後に法定通貨を使うのは犯罪者だけ その理由とは?

ドレイパー氏はインタビューの中で「5年後に現金を使うのは犯罪者だけ」と特異な見方を示した。現在、仮想通貨はマネーロンダリングといった犯罪に使われるといった議論が絶えないが、ドレイパー氏によると、それは真逆のようだ。同氏は、犯罪者が仮想通貨を使った場合、ブロックチェーンでその取引が特定されてしまうと主張。そして、監査能力の点からビットコインは法定通貨よりも優れているとの見解を示した。また「銀行はハッキング攻撃を受ける」ともコメントし、ビットコインの安全性の高さも評価。通常、専門家の多くは監査能力とは対照的な「匿名性」を高く評価する傾向にある。直近でも、米歴史家ニアール・ファーガソン氏は、ビットコインが「中央に監視されない」ことを高く評価した。その意味で、今回のドレイパー氏の見解は特異であると言えるだろう。


ティム・ドレイパー氏の過去の発言

ドレイパー氏はスカイプやテスラに対し初期の頃から投資を行い、成功を収めてきたベンチャー投資家である。ビットコインに対しては「超強気派」として知られ、今回のインタビューと同じくこれまで独自の見解を述べ注目を浴びてきた。同氏はビットコインの価格が2022年までに25万ドル(約2850万円)に到達すると発言。15年後に仮想通貨の時価総額は、現在の株式市場と同じ水準の80兆ドル(約8880兆円)に上ると予想している。これらの予想は一見、破天荒にも見えるが、ドレイパー氏は、14年にビットコインが300ドルだった頃、その3年後に1万ドルへ到達すると予想。それを的中させた人物でもある。そのことを踏まえれば、今回米Foxに語ったビットコインの「監査能力」については念頭に置いて良いのかもしれない。