イーサリアム共同設立者ジョセフ・ルービン氏は、ドイツのメディア「t3n」でブロックチェーンの普及がネットよりも時間がかかると主張した。また、スコットランドのメディア「スコッツマン」では、似たような内容の議論が報道された。


ブロックチェーンの普及には時間がかかる?

ルービン氏はブロックチェーンとネットの普及は、その過程において似ていると主張した上で、将来的には現在のネットよりも社会に浸透し分散型インターネットであるWeb3.0を可能にすると述べた。しかし、ブロックチェーンは「非常に複雑なため少し時間がかかる」とも述べている。ブロックチェーンおよび仮想通貨とインターネットの比較は専門家の中で頻繁に指摘されており、2000年代から急速に拡大したネットのように、ブロックチェーンや仮想通貨も今後普及していくのではないかと議論されている。しかし、ルービン氏は、ブロックチェーンの普及は、ネットよりも少し遅くなると見込んでいるようだ。


大企業のブロックチェーン導入にはインフラ抜本的な見直しが必要

ルービン氏の議論は、直近で別の国のメディアでも報道された。スコットランドのメディア「スコッツ」では、専門家らが大企業のブロックチェーンの導入に関して議論した。ソフトウェア会社リブラのCEO、ドレイン氏は、企業がブロックチェーン技術を採用する動きはあるが、既存のシステムとブロックチェーンや仮想通貨の技術を連携させるのは難しいと主張した。また、人材派遣会社MBNソリューションズCEO、マイケル・ヤング氏はいくつかのスタートアップ企業は問題ないが、すでにある大企業がブロックチェーンや仮想通貨の技術を導入するには適切なインフラを備えている必要があると述べ、既存の企業はそれを根本的に見直さなければならないと主張している。これら専門家の見解が示唆するのは、ブロックチェーンや仮想通貨は新興技術であり、大企業の採用やそれに伴う普及にはもうしばらくの時間がかかるということである。ルービン氏がいうように、将来的にはWeb3.0を可能にするといわれるブロックチェーンだが、その道のりは簡単ではないようだ。