一部では15日の価格暴落の要因として指摘されるビットコインキャッシュのハードフォークは無事に完了した。16日の仮想通貨市場は下げ止まっている。


ハードフォークは完了 市場は下げ止まり

一部では懸念材料でもあったビットコインキャッシュのハードフォークが完了した。これにより、ビットコインキャッシュは「ビットコインキャッシュABC」と「ビットコインキャッシュSV」に分裂した。バイナンスは16日にこの両通貨の取り扱いと配布を発表。国内の取引所では、対応がまちまちだが、基本的にビットコインキャッシュABCを従来の「ビットコインキャッシュ」として扱うようだ。今回の通貨分裂騒動は、主に「ABC」と「SV」という2つの派閥の対立により生じた。一部では、今回の分裂騒動が投資家の不安を招き、15日の価格暴落を招いたという指摘もある。ハードフォークが完了した16日のビットコインは-70ドルと小幅な反落。ただ、安値をつけた5500ドルのレベルからは一旦反発している。昨年もビットコインキャッシュのハードフォークから年末へ向けて価格が上昇したこともあり、今後5000ドルや5500ドルをサポートにして価格が上昇していけるか注目だろう。


専門家の中には楽観的な見解も

仮想通貨投資ファンドCEO、ブライアン・ケリー氏はCNBCの番組に出演し、今回の価格暴落が短期的なものという見解を示した。実際に、ケリー氏は暴落した水曜日にビットコインを買い増ししたとコメントしている。また、同氏は価格下落要因がビットコインキャッシュのハードフォークと指摘。同じく投資ファンドコインシェアーズのCEOデミオ氏は、機関投資家らがハードフォークを前にリスクを削減したと指摘している。しかし、同氏は長期的にみてポジティブなイベントもあるとコメントし、12月にサービスが開始するBakktの先物取引開始を挙げた。価格が暴落する前は、年末の価格上昇の期待感も高かったが、今回の暴落で弱気な専門家の意見も目立つ。例年、価格が上昇しやすいと言われている年末相場で市場は価格を回復できるだろうか。