2018年は仮想通貨市場および業界にとって試練の年だったのは間違いない。加えて、年が明けてから期待されていたイーサリアムにアップデートやETFが延期となり、直近では悲観論も多くみられる。そんな中、ゴールドマンサックス出身でウォール街の重鎮でもあるマイク・ノボグラッツ氏のツイートが話題になっている。


マイク・ノボグラッツ氏「諦めるな」

米著名投資家であり、仮想通貨投資ファンドを務めるマイク・ノボグラッツ氏は2日、ツイッター上で現在の相場についての見解を示した。同氏はまず「当面は上向きにならない」と相場に対し厳しいコメントを寄せた。しかし、中長期的にみれば機関投資家が必ず参入すると述べ最後には「諦めないように」と投資家へ声援を送った。同氏は昨年から機関投資家の参入を理由に仮想通貨市場に対し強気の見解を示してきた専門家の一人だ。


低迷を続ける市場に悲観論も多く

しかし、直近ではノボグラッツ氏が指摘する「機関投資家の参入」を懐疑的にみる向きもあるようだ。先日、仮想通貨ウォレットを手掛けるBlockchain.com(ブロックチェーン・ドットコム)に参加したジェイミー・セルウェイ氏が退社したことが明かされた。セルウェイ氏はウォール街のベテランとして知られ、年8月に同社に加入。機関投資家向けのビジネスを強化する人員として、参加当時は大手メディアフィナンシャル・タイムズでも大きく取り上げられた。先月にはコインベースでInstinet社のCEO、ジョナサン・ケルナー氏の参加中止が判明。ケルナー氏もセルウェイ氏と同じく、コインベースの機関投資家向けビジネス強化で参加する予定であったが、コインベースの経営方針のシフトにより入社が取りやめになったという。機関投資家の参入は市場の資金流入の要因として、専門家からも注目されているが、直近では大手企業が相次いで人員を排除していること、また規制の整備が世界的に遅れていることから、当面は参加するのが難しいとみる向きもあるようだ。マイク・ノボグラッツ氏は日本でいう「第2四半期」までに、機関投資家のマネーが流入するポイントがあると指摘している。