28日の仮想通貨市場は全面高の展開となっている。ビットコインは前日比で10%近く価格が上昇。主要なアルトコインも大幅に価格が上昇している。価格上昇の要因になったのは、ナスダックの先物上場や、SEC委員長が規制に前向きな発言をしたことが指摘されている。


28日の仮想通貨市場

ビットコインは、本稿執筆時点で4100ドル前後の推移。上昇率は前日比+11%。リップルは0.382ドルで、前日比+9%。イーサリアムは116ドルで前日比+10%。その他の主要なアルトコインも大幅に価格が上昇している。時価総額も前日までは15兆円を割り込んでいたが、本日になって15.4兆円まで回復している。


価格上昇の要因

価格上昇の要因としては、まず専門家の多くが指摘していた3000ドルまで接近していたため、弱気筋の買戻しが入ったのはあるだろう。また、多くのメディアで指摘されているのが、ナスダックへのビットコイン先物上場だ。昨日、ブルームバーグが報道しており、2017年年末もCME、CBOEへのビットコイン先物上場の期待感で相場は上昇した。また、ナスダックは現在ニューヨークで開催されている仮想通貨カンファレンスにおいて、ビットコインETFを申請しているVanEck社と提携してデジタル資産商品を立ち上げることが明らかになっている。その他には、SEC(米証券取引委員会)長官、ジェイ・クレイトン氏がCNBCの番組内で、ETFに関するいくつかの問題が明確化してきていると発言、審査状況や規制に前向きな進展がみられたことも指摘されている。同氏は、ナスダックも参加したカンファレンス内でも「ビットコインは証券ではない」と発言、同会場では拍手が起きたと伝えられている。このように、28日の価格上昇は、不透明感があった米国規制動向に一部、改善がみられたことが挙げられるだろう。今回のブルームバーグの報道が正しければ、年明けの四半期はBakktの先物上場、ウォール街大手Fidelityのサービス開始、またビットコインETFの可否判断も控えている。著名投資家ノボグラッツ氏は2019年第一四半期までに相場が反転すると指摘しており、この価格上昇が年末続くか注目だろう。