JPモルガンのマーケットストラテジスト、ニコラス・パニガーゾグロー氏が6日、CNBCに出演した。同氏はそこで、機関投資家らがビットコインへの関心を再び示すとの見解を示した。最近では、機関投資家の仮想通貨市場参入に対する悲観論も増えている中での発言だった。


「機関投資家は再びビットコインに注目する」 パニガーゾグロー氏

パニガーゾグロー氏はCNBCのインタビューに対し、「現在の相場は安定している」とコメント。そのため、機関投資家らは再びビットコインに注目するとの見解を示した。そのためには、マーケットの安定以外に、ビットコインの基盤技術であるブロックチェーンの重要性が増す必要性についても指摘した。また、2017年に起こった価格の異常な高騰は「バブルだった」との見解を示し、回復するには数年スパンといった長い時間を要する可能性があると語った。パニガーゾグロー氏は、規制当局の市場監視が実現するのに時間がかかり、それがマーケットの回復を阻むと考えているようだ。


機関投資家参入の悲観論

機関投資家参入は、昨年から専門家からも期待が寄せられており、仮想通貨カルダノ(ADA)の共同創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏においては、それにより「数千兆円」のマネーが市場に流入すると指摘している。しかし、昨年強気だった専門家からも今年に入り、慎重的な見解を示すようになってきている。機関投資家の参入を理由に市場価格上昇を指摘していたマイク・ノボグラッツ氏は今月2日、ツイッター上で発言。「(市場価格は)当面は上向きにならない」と直近の相場に関してコメントした。また、最近になってコインベース、Blockchain.comなどが機関投資家向け人事削減を行っており、悲観的にみる向きも増えてきているようだ。しかし、いずれの専門家もパニガーゾグロー氏と同じく、長期的に市場は回復していくとの見解を示している。今年3月にはウォール街大手金融機関Fidelityがビットコインのカストデイサービスを開始することも報じられている。