ロシアでは、仮想通貨の中でも国による法定仮想通貨の発行計画がかねてより噂されていた。実際に、ロシアではブロックチェーンの導入が進みつつあり、特に鉄道分野では、ブロックチェーンによる管理に置き変わろうとしている。

 

そして、ステーブルコインは続々と増加しつつあり、特にアメリカドルとペッグしている通貨は今や数種類以上存在している。ステーブルコインは、仮想通貨の特性を持ちつつも安定した価値を持つデジタル資産だ。そのため、仮想通貨市場では一定以上の人気を誇り、たとえ仮想通貨市場が再び過熱したとしてもステーブルコインのニーズは減少しないだろう。

 

今回、ロシア連邦議会下院においてアクサコフ委員長は国によるステーブルコイン発行の限界を述べた。

 

・アクサコフ委員長のクリプトルーブルへの見解について

2018年11月7日、ロシア連邦議会下院のアクサコフ委員長は、クリプトルーブルの発行は、ロシアの仮想通貨業界の規制が整った後になるだろうと述べた。そして、発行されるクリプトルーブルは、電子化され暗号化された形の法定通貨であるとの見解も示した。

 

可能性として言えば、ロシアもブロックチェーン技術を政府の根幹のシステムとして取り入れる可能性は十分にある。金融や不動産など、あらゆる産業でブロックチェーン技術の活躍の場があるということは政府内部のシステムに多いても十分な有用性を持っていると言えるだろう。

 

その上で必要なタイミングが訪れる場合は、現存のルーブルがクリプトルーブルに置き換わる可能性は十分にある。もっとも、デジタル技術開発担当特別代表のペスコフ氏は仮想通貨に対して懐疑的な視点を崩しておらず、実際にクリプトルーブルが実装されるのは数単位の未来の話となるはすだ。

 

今後、ロシアでは仮想通貨の規制や管理体制が整った場合、ブロックチェーン技術の開発に移行するのは時間の問題だろう。そして、世界情勢や経済的な面から法定仮想通貨を発行する確率は決してゼロではないと言える。そのため、ロシアの仮想通貨市場には注目しておく必要があるだろう。