SEC(米証券取引委員会)は7日、VanEck社とSoildX社が申請しているビットコインETFについて、可否判断日程を来年2月27日に延期すると発表した。両社の申請しているETFは、専門家から上場が最有力視されている。


ビットコインETFの経緯

SECはVanEck/SoildXのETFを2月27日に延期した。SECの定めるルール上、次の日程で最終決定が下されることになる。同ETFに関しては、今年8月に一度可否判断が延期されており、今回で2回目となる。また、この他に9つのETFが申請されているが、VanEck/SoildX版ETFは価格の担保としてビットコインの現物を保管する方法がとられる予定だ。そのため、SECが懸念する取引の流動性や価格操作をクリアする期待があり、市場に与える影響度も高いと専門家からは指摘されている。


「クリプトママ」が警告のコメント

「クリプトママ」と呼ばれるSECコミッショナー、ヘスター・ピアース氏は、これまでビットコインETF上場を積極的に支持する姿勢を表明してきた。しかし、直近ではこれまでにない慎重な発言が伝えられており、ETFの動向に不透明感が漂っている。CNNによると、ワシントンで開催されたカンファレンス内で、ピアース氏は「ビットコインETFの承認は明日になるかもしれないし、10年後になるかもしれない」とコメントしたという。


申請企業からは自信の声も

一方、申請企業であるVanEck社から強気の姿勢も伺える。同社のデジタル資産部門トップ、ギャバックス氏は先月CNBCの番組に出演し「ETFの承認は近い」と強気のコメント。同氏はその際に、最終判断が来年2月になると発言しており、今回はその予測が的中した形となった。また、ギャバックス氏はETFに関して「取引初日だけで1000億円の規模になる」と前向きな見解を述べた。多くの専門家から注目され、低迷する価格の上昇要因として注目を浴びている「ビットコインETF」だが、ヘスター・ピアース氏の発言からわかる通り、依然その動向は不透明感が漂う。今回の発表で最終決定は2月末に持ち越されたが、いずれにせよ、答えが出るのはそう遠くない。