9日の仮想通貨市場は、ビットコインが年初来高値を更新し堅調な推移となった。本日はノボグラッツ氏のインタビューが報道されたが、直近では市場構造に変化がみられる。


9日の仮想通貨市場

9日のビットコインは一時6080ドルの高値を記録し、いよいよ中長期的で重要なレジスタンスである60000ドルを突破した。今後6000ドル台をキープすることができれば、中長期的なトレンド転換も指摘される中、さらなる価格の上昇に期待できそうだ。ビットコインが堅調な推移を続ける中、本日のアルトコインはやや軟調な展開に。主要なアルトコインは終値ベースで前日比とほぼ変わらないが、それ以外の時価総額30位圏内のアルトコインは軒並みマイナス。直近ではこのようにビットコインとアルトコインの値動きが連動しなくなっており、本日時点でビットコインドミナンスは57.3%まで上昇している。これは、昨年9月以来の高水準であり、現在の相場がいかにビットコインの取引に集中しているかを示す数値である。そのため、ビットコインは年初来高値を更新するも、市場全体の時価総額には変化がなく、今後この傾向が続くのかは注目となるかもしれない。


9日のトピック

本日は、仮想通貨投資ファンドCEO、マイク・ノボグラッツ氏のインタビューが報道。同氏はすでに現在の相場が強気トレンドに転換したとして、今後18カ月のうちにビットコインが220万円に到達するとの見解を述べた。昨日のバイナンスハッキング騒動は、ザオ氏がロールバック実施を否定したことにより、ひと段落した形に。ビットコインの価格が上昇していることから、市場への影響は限定的と考えた方がよさそうだ。本日はこの他に、日銀黒田総裁の発言も話題に。同氏は仮想通貨に対し「ほとんどが決済に使われておらず投機の対象になっている」否定的な見解を述べた。また、世界各国の中央銀行やBISも同じ見解をもっているとコメントしている。