エストニアは、ヨーロッパの中でも仮想通貨に対して非常に寛容的だ。仮想通貨の発行及びブロックチェーン技術の開発を行う企業を広く受け入れている。そして、エストニアでは今月から、エストニア電力にて風力発電を利用したマイニングが開始された。

 

・マイニングと消費電力

 

エストニアは、世界でも様々な手続きがネットワークのみで完結するほど、ITに対する技術力が高い。加えて、エストニアは国家として、仮想通貨の発行を計画しており、EUとの話し合いを進めている状況だ。

 

そして、今回エストニア電力は風力発電でマイニング事業に参戦する。マイニングといえば、中国が全世界のマイニング率の7割以上を独占しており、非常に大規模なマイニングを行っている。マイニングは基本的に消費電力が高いが、中国では世界でも消費電力に対する電気料金が割安であるため、マイニングに向いているという事情もある。

 

エストニアの風力発電によるマイニングは新しい取り組みだが、エストニアがヨーロッパの中でも電気料金が安価であっても、マイニングが費用的に成功するかは不明だ。しかし、エストニアは今後も仮想通貨の仕組みをあらゆる事業に応用していくだろう。

 

・エストニアと仮想通貨

エストニアは、世界でも珍しい電子国家という取り組みを行っている。もともと他国からの侵略が多かったという歴史から発展した制度ではあるが。現在ではエストニアは世界でもトップクラスのIT国家だ。

 

独自仮想通貨の発行そのものは計画であるため、頓挫する可能性も有している。しかし、エストニアの国としての姿勢からすれば、今後も仮想通貨の発行やブロックチェーン技術の開発に規制をかける確率は非常に低い。

 

ヨーロッパを中心とした仮想通貨関連の事業は、非常に多く、国によって対応は異なるが仮想通貨のシステムの利用には前向きな国が多いといえる。そして、そのなかでもネットワーク技術の進んでいるエストニアは、ヨーロッパだけでなく、仮想通貨の利用を計画する企業や政府のモデルケースとなりえる。