仮想通貨取引アプリを提供するロビンフッドが、米国の銀行ライセンス所得に協議をしているようだ。ブルームバーグが報じた。同社は、仮想通貨事業を始めてから評価額が15億ドルから56億ドルまで膨れ上がり、急成長している企業である。

 

 

ロビンフッドが米銀行ライセンス取得に向け協議

ブルームバーグによると、この情報は匿名の情報源によるものだという。関係者いわく、ロビンフッドは預金口座などのサービスを考えており、銀行から顧客獲得を狙うそうだ。今月始めには、サークル社も銀行ライセンス取得に向け協議しているとの報道があった。また、競合ともいえるスクエア社は今月ビットライセンスを取得している。米注目のフィンテック企業が、事業ライセンスを取得する動きが加速している。

 

 

手数料無料の仮想通貨アプリ「ロビンフッド・クリプト」

ロビンフッドが提供するアプリ「ロビンフッド・クリプト」では、仮想通貨取引と株式取引を手数料無料でおこなえる。このアプリがリリースしたのは、今年2月と間もないが、CEOブラッド・テネフ氏はリリース当初毎日20万人の新規顧客が登録したと述べている。また、22日に放送されたフォーチューンという番組内で同氏は「しばらくの間、お金を稼ぐつもりはない。私たちは収支ゼロの事業として、ロビンフッド・クリプトを運用していくつもりだ」とコメントした。

 

 

ロビンフッドが見据えるヴィジョン

ロビンフッドは、コインベースに次ぎ、非上場企業で評価額が大きい企業にまで急成長した。将来的には、バンク・オブ・アメリカが提供しているもの全てを提供する金融仲介業者を目指す。そして、ブラッド・テネフ氏は「エコシステムの構築」と述べ、そこに取引手数料は不要だと考えている。競合であるスクエア社も今年初め、「Cash App」というアプリをリリースした。Cash Appでも同じように、取引手数料無料でビットコインを購入できる。ロビンフッドでは、将来、仮想通貨の上場も検討しており、その動向は、今後も目が離せないだろう。