29日、バイナンスCEO、ザオ(趙長鵬)氏が、BNBトークンを将来開設する分散型取引所のガスに利用することをツイッター上で発言した。分散型取引所(通称DEX)は従来にない取引所モデルとして注目を集めている。


BNBを分散型取引所のガスとして利用

ザオ氏がツイートしたところによると、年末から年初を目途に、分散型取引所のβ版を公開する予定だという。その際、現在バイナンスが独自で発行しているトークン「BNB」を基軸ガスに採用するとのことだ。「ガス」とは文字通り「燃料」という意味で、分散型取引所がシステムを維持していくために必要なものとされている。


業界や投資家から注目を浴びる分散型取引所

分散型取引所は通称「DEX」は、新しい取引所モデルとして業界や投資家から注目されている。分散型取引所はブロックチェーンと同じP2Pネットワークを利用して、顧客の資産を運営者が管理することのない非中央集権的な取引所だ。また、手数料もかかることなく、顧客同氏は、ネットワークを通じて直接やりとりを行う。


分散型取引所が抱える問題

しかし、ブロックチェーンや仮想通貨と同様に、分散型取引所も開発段階にある。現在、世界的に複数の分散型取引所が開設されているが、技術が未完成で、分散型取引所の特徴とは真逆に高額な手数料がかかる。そのため、利用者も少なく、普及には時間がかかるとされている。そんな中、業界を牽引するバイナンスが今年の3月に分散型取引所を開設するためのパブリックブロックチェーン開発を発表した。イーサリアム創始者美タリックブテリン氏は、手数料をとる現在の取引所モデルを過去に猛烈に批判した。しかし、ザオ氏のヴィジョンは少し異なり、現在の中央集権的な取引所と分散型取引所は、相互に補完しあう関係になるという。現在は、課題が多く普及にも時間がかかるとされる分散型取引所だが、業界の雄としてバイナンスは道を示せるだろうか。