韓国では、ブロックチェーンに関連する殆どのものは国の事業として扱われる。つまり、韓国におけるブロックチェーン事業は、国としても政策や規制によって潰したくない事業だと言えるだろう。

 

しかし、中小企業やベンチャーによるブロックチェーンのスタートアップ企業は、現在まで支援対象となっていない。つまり、有用なノウハウやシステムを有するスタートアップ企業があっても政府として支援する法律はなかった。そして、その環境が大きく変わろうとしている

 

・韓国のスタートアップ支援について

2018年9月21日、科学技術情報通信部(MSICT)は、国内におけるブロックチェーン産業を支援するため、政府が投じる370万ドルの資金の使い道をスタートアップ支援にも使用することを検討していると発表した。

 

韓国は、国としてブロックチェーン市場を活性化させ、公共サービスなどの利便性を飛躍的に向上させたいという狙いを持っている。加えて言えば、国がブロックチェーン技術を採用し、支援することによって韓国発のブロックチェーンサービスが世界中に広がる可能性もあり、そこから新たなビジネスチャンスが生まれる可能性すらあると言える。

 

また、ブロックチェーンを事業として認めていることから全世界に対して、韓国がブロックチェーン事業を牽引する存在を目指している。その為、韓国は、今までは政府による支援の対象外とされてきた企業に対しても支援を行い、より幅広いブロックチェーンの選択肢を作る予定だ。

 

そのうえで、大企業や中小企業に関係なく、より優れたブロックチェーンを民間・政府と共同して作り出し、海外のブロックチェーンサービスとの競争が起こり得る状態を作っていくと表明している。

 

そして、韓国ではブロックチェーンだけでなく、仮想通貨の立ち位置も大きく変わろうとしている。例えば、韓国は、現在では日本よりも仮想通貨市場に影響を持つ国と言っても過言ではない。 ICO などもいずれ合法的に解禁される可能性が非常に高いと言える。そのため、韓国の仮想通貨市場の動向は、要注目だと言えるだろう。