2018年6月20日、韓国の大手取引所ビッサムにおいて、ハッキングを受け約35億円の資金が失われた。仮想通貨取引所におけるリスクについて、改めて認識する必要があると言えるだろう。

 

・仮想通貨取引所のリスク

仮想通貨取引所は、仮想通貨市場が低迷したとしてもある程度の取引高があり、利用者のいる仮想通貨取引所であれば、ハッキングのターゲットとなっていると考えていいだろう。加えて言えば、仮想通貨取引所の全てがセキュリティ対策を万全に行っているわけではなく、全世界で共通の規定はない。ちなみに、韓国の取引所におけるハッキングは過去に幾度も起きている。

 

また、仮想通貨取引所においては、ハッキングなどの問題が起きる度に仮想通貨の問題点が取り沙汰される。仮想通貨・仮想通貨交換業者における信頼性が揺らぐ為だ。また、仮想通貨のハッキングにおいては、ルートがわかったとしても資金洗浄を止められないリスクも皆無ではない。その為、ハッキングが起きるたびに、法定通貨の代わりとして使用したいと考えるユーザーに悪い影響を与えると言えるだろう。

 

・韓国と仮想通貨

 

韓国政府は、仮想通貨の使用については肯定的ではない。もっとも、仮想通貨に使用されているブロックチェーン技術には世界でも非常に高い興味を記している。韓国が仮想通貨を禁止する理由は、顧客の保護と管理者のいない通貨が広がることに対して懸念がある為だ。確かに、管理者のいない通貨は、大きな問題が起きた場合の対処も非常に難しいうえに価値の補償はできない。また、政府の統治にも影響が出る可能性もある。

 

しかし、韓国の取引所も含めてブロックチェーン技術の採用には、韓国政府は厳しい取り締まりは現状では行っていない。強い規制を行うことで、ブロックチェーン技術そのものの開発・研究が滞る為だ。

 

韓国の大手取引所でハッキングが起こった影響は、決して小さくはない。市場の流れと共に、仮想通貨取引所の在り方とリスクを踏まえたうえで、韓国における今後の仮想通貨に対する動向を見守っていこう。