スイスは、世界中の国々の中でも仮想通貨に対して非常に前向きな姿勢を示してきた。例えば、スイスのクリプトバレーは仮想通貨・ブロックチェーンに関連する企業を支援しており、600社もの企業が拠点としている。

 

加えて言えば、スイスの銀行は仮想通貨企業に対して非常に懐疑的であり、資金の融資が今まで行ってこなかった。しかし、スイス政府の指導によりスタートアップ企業に対する支援も始まることが確定している。その上で、今回スイスではETP取引が開始されることになった。

 

・スイスでのETP取引について

ETP は上場取引型金融商品を指すものであり、ETF ・ETN ・ETCなどの金融商品を含んだものだ。つまり、今回のスイスにおけるETPの認可は、世界でも初めての試みであり、

Amun社によって提供されるAmun Crypto Basket Index (HODL5)は仮想通貨に新しい動きを起こすことになる。

 

上場する取引所は、スイスのSIX Exchangeであり、時価総額で180兆円と評価されており、取引所の体制や経営に不足はないと言えるだろう。

 

仮想通貨サービスの中でも、新しい投資の形は以前より望まれてきた。預かりサービスであるカストディサービスは、フィデリティなども開始を計画しており、充足されつつあるものの、そもそもカストディサービスを望まない投資家の要望に応えられる商品は不足していた。

 

アメリカのSECで度々、不認可とされてきたETFも仮想通貨の新しい投資の形を提供するものであり、実際の所、認可したところで投資商品である為、経済的に大きなマイナスが生まれる訳でもないのは明白だ。

 

もっとも、それでもアメリカのSECは、しばらくはETFですら認めない可能性が非常に高いと言える。仮想通貨の可能性を認めていても、メリットだけでなくデメリットもあるからだ。加えて言えば、投資対象として株式と同様の扱いをするということは、仮想通貨の法的立ち位置も新たにする必要があるだろう。

 

今回のスイスでのETPは仮想通貨市場に対して、大きなプラスのニュースと言える。そして、今後スイスをモデルケースとして他の国でも投資商品として仮想通貨に新しい投資の形を与えていくと予想できる。