30日、CNBCの番組内で、海外取引所Bitmex CEOアーサー・ヘイズ氏が、ビットコインが年末までに約550万円(5万ドル)に到達すると発言した。その根拠は、多くの専門家が議論している仮想通貨規制のようだ。

 

 

Bitmex CEOがビットコイン年内550万円を予想

海外取引所Bitmexは、国内では扱えない水準のレバレッジ取引ができる取引所として、日本でも認知が高い。最高レバレッジ倍率は100倍だ。そのCEOであるアーサー・ヘイズ氏はビットコインが年末までに、220万円から550万円(2万ドルから5万ドル)に到達するという見解を示した。仮想通貨市場が下落している中での強気の意見は注目を集めた。

 

 

ヘイズ氏の根拠

一見、ポジショントークにも思えなくもない主張だが、同氏はBitmexを立ち上げる前、米大手投資銀行シティグループでディールをしていた前歴を持つ。彼によれば、急激な価格上昇は、SECがビットコインを組み込んだETFを承認し、それにより仮想通貨市場への資金流入が起こるためだという。また、ビットコインの市場の下値を3000ドルから5000ドルと予想し、底値をつけた後、トレンド転換がおこるとも言っている。

 

 

30日からの仮想通貨市場の上昇

6月30日から、仮想通貨市場の下落は一旦、止まっている。30日朝には、1時間でビットコインの価格が5万円ほど急騰する場面もみられたが、一部ではヘイズ氏の発言が価格上昇の要因になったとの指摘もあるようだ。30日以降も、仮想通貨市場は上昇した価格を保っており、5月から続いた下落基調の相場が終わるのかに注目が集まっている。

 

 

規制の明確化と仮想通貨市場への資金流入

ヘイズ氏だけではなく、仮想通貨市場へ強気の見解を示す専門家の多くは、規制の明確化をその根拠にしている。市場の制度化が進むことにより、機関投資家といった公的なマネーの流入が起きるというのだ。また、仮想通貨規制に関するトピックは6月から増え始め、7月の末には、G20で先延ばしにされていた規制案が提出される予定だ。それに伴い、今後も専門家から強気の発言が飛び出す可能性は大いにあるだろう。