2017年12月、ビットコイン市場は約220万円を記録した。時価総額は2017年12月に約37兆円を記録し、2018年1月には91兆円まで倍増、しかし、翌2月には40兆円まで急減した。


価格の推移

このような資金の動きは、通常の市場では考えられない。それは同時に、仮想通貨市場が新興市場であり、未熟な証とも言えるだろう。ビットコイン市場の価格は時価総額の急減とともに下落し6月末に年初来安値を更新した。その価格は、昨年12月高値から比較すると約1/4である。メディアで仮想通貨が「バブル」と言われる由縁は、この価格の暴落である。仮想通貨市場は、2018年の最初の半年間、「バブル」と呼ばれている価格、時価総額を超えることはできなかった。また、仮想通貨の激しいボラティリティーは、通貨としての価値を歪めるとして依然、根本的な問題となっている。


変化を見せ始めた市場を巡る事情

今週、いくつか話題になったトピックがあった。それが、運用規模約600兆円と言われるブラックロックの仮想通貨市場参入だ。機関投資家やヘッジファンドという言葉は、明らかに2017年よりヘッドラインを埋め尽くすようになった。また、今週発表されたグレイスケール社のレポートによると、仮想通貨市場の価格が下落したこの半年間、機関投資家達は安値を買っていたことがわかった。しかし、現在よりもより多くの資本を市場に呼び込むためには、取引の規制が最優先事項だ。マネックス松本社長は、現在の仮想通貨市場が、1980年代のデリバティブ市場に似ているという。金融当局から取引を制限されていたデリバティブ商品は、30年以上経った今、18京円に及ぶ世界最大の市場に成長した。


今後の価格

先週、CNBCの番組に出演した投資ファームCEOケリー氏、「クリプトキング」の異名を持つスミス氏らは、ビットコインが7500ドル(約85万円)を超えると、上昇トレンドに転換する可能性が高いと述べた。今週のビットコイン市場は、その7500ドルを目前にして、もみ合う展開となった。