ブロックチェーンは不動産・医療・金融など、あらゆる分野に技術的な革新を起こしつつある。ブロックチェーンでは、認証・データの共有・個別情報の証明など既存のシステムよりもはるかに迅速な処理が可能だからだ。

 

そして、今回、日本の大手保険会社である東京海上日動と通信システムの構築などを行っているNTTデータの実証実験が完了した。この実験では、外航貨物保険の適用におけるブロックチェーンの活用方法や利点を含め、ブロックチェーンが実用できる技術なのかどうかが検討されていた。

 

・東京海上日動とNTTデータの実験内容について

結論から言えば、実験は大いに成功したと言えるだろう。ブロックチェーンを使用することによって、支払期間の大幅な短縮につながり、書類などの手続きにおいても非常に迅速になった。

 

実験は、20178月~201811月まで1年以上にわたって行われている。保険の適用に必要な事故報告書、貿易関連書類などを電子化し、ブロックチェーンによって管理することで時間・コストの両面を大幅に短縮できており、2019年には実験ではなく実務でブロックチェーンシステムの運用が始まる予定だ。

 

ブロックチェーンによる管理においては、データを電子化し運用する場合、アクセスや変更に対して強い耐性を持つ。そして、あらゆるデータが電子化されたうえで、承認や確認が容易に行えることから、データの共有においては、不用意な変更はできないことから既存のシステムよりも優れたものだと言えるだろう。

 

・保険分野におけるブロックチェーンの活用

実際の所、東京海上日動だけでなく損保ジャパン日本興亜なども保険分野におけるブロックチェーンの活用を検討している。つまり、大々的なアピールかなかったとしても、ブロックチェーンのメリットは、日本の保険業界に知りわたっていると言えるだろう。

 

その為、保険分野においてブロックチェーン技術が今後どのように活用されていくのか、注意深くチェックしてみよう。