フェデックスは、全世界の物流をカバーしていると言っても過言ではない大企業だ。輸出・輸入、空路や陸路など世界規模の物流には、ほぼ必ずフェデックスの名を耳にすることになる。

 

そして、2018年7月6日、物流最大手のフェデックスは、製薬会社グッド・シェパード・ファーマシーと提携を結び、新たなブロックチェーン技術を作成することを発表した。

 

フェデックスのブロックチェーン技術の目的は、がん患者の救済にある。がんは多種多様な症状を引き起こすものであり、人によってベストと言える薬は変わってくる。しかし、がん治療に対する薬の現状は、多くの薬が使用されずに捨てられており、実際に必要としている人々の手に届いているは言えない状況だ。

 

そして、フェデックスのブロックチェーン技術では、捨てられる薬を回収したうえでブロックチェーンの情報をもとに本当に必要とする人々に与えることが目的だ。もし、実現すれば、経済的な困窮を理由に治療を受けられない人々まで救済することが可能となり、医療の在り方を変えるきっかけにもなり得る可能性を秘めている。

 

医療的な面だけでなく、物流最大手のフェデックスがどのようにしてブロックチェーン技術を開発し、実用化していくのか注目と言えるだろう。

 

・医療分野におけるブロックチェーンの活用

医療分野でもブロックチェーンを採用するメリットは少なくない。例えば、電子カルテの共有が出来れば、患者に対する治療内容を共有できることに加え、患者自身に対する精神的・時間的な負荷を取り除くことが可能だ。

 

また、投薬治療などであれば、患者は住む地域が変わっても「おくすり手帳」に必ずしも頼らなくても自分のデータを参照・提供できるといったメリットが発生する。その為、医療分野においてもブロックチェーン技術の開発が進んでいると言えるだろう。

 

フェデックスのブロックチェーン技術は、物流を通して医療分野の在り方に大きく影響を与えることになる。その為、ブロックチェーンを通して医療がどう変化していくのか注目だと言える。