Brave は、ブロックチェーン技術を利用した WEB ブラウザであり、余計な広告を極力省くものだ。そのため、ブラウザの速度も速く将来的には Google や既存のブラウザを凌駕する存在となることを目指している。

 

対して、 Google は現状世界最大の WEB ブラウザであり、多くの企業は Google に対して広告費を支払っており、 Google の主な収益は、広告に依存している形だ。もっとも大企業のほとんどはGoogleありきの宣伝や広告に頭を悩まていると言っても過言ではない状況だろう。

 

そして、今回 Brave は Google の個人情報収集に対して規制当局に苦情を申し入れた。

 

・ Brave の Google に対する苦情について

2018年9月12日、 Brave は Google をはじめとした広告技術会社などに対してアイルランド及びイギリスの規制当局に苦情を申し入れた。

 

加えて言えば、現状のウェブサイトでは、解析が常に行われており、ユーザーの回覧履歴などに合わせた広告が表示されることも少なくはない。 Google がユーザーや企業にとって非常に大きな広告媒体となりつつあり、個人に最適化された広告を表示するという仕組みは不思議なことではないだろう。

 

しかし、 Brave ブラウザからすれば不必要な広告であるにもかかわらず、ユーザーの回覧履歴などの情報は Google にとっては利益をもたらすものであり、 Google と Brave の姿勢は真っ向から対立するものだ。

 

今後、 Brave は Google のデータ収集に関して EUにさらなる調査を求めていく可能性がある。どこまでがプライバシーの扱いになるかは、法的判断にゆだねられる可能性が高い。つまり、ブラウザと Google の争いは、そう簡単に収まらないと見ていいだろう。

 

どちらもユーザーにとっては、ブラウザである点には変わりがない。しかし、広告や収益に対する考え方は全く異なる。つまり、ユーザーの支持を得るブラウザが今後生き残っていくと言っても過言ではない。

 

WEB ブラウザの広告に対するリスクはかねてから着替えとして上がっていたものの、ブロックチェーン技術が WEB ブラウザの分野にまで台頭してきたことによって、既存のシステムに関するデメリットが表面化してきていると言えるだろう。